この記事では、会話転送に関するよくある質問とその回答を紹介します。
1. なぜ私の対話AIは会話を転送しないのですか?
対話AIが会話を転送しない場合、いくつかの原因が考えられます:
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トリガーが一致しない: エンドユーザーが転送を希望する際の表現が、設定されたトリガーと異なりすぎている場合。
例:「担当者と話したい」の代わりに「ピートと連絡を取りたい」と言うケース。
→ この場合は追加のトリガーを設定してください。 -
コンテキストが不足している: トリガーがエンドユーザーの言葉やコンテキストに合致しているか確認してください。対話AIはコンテキストも認識できるため、完全一致が必須ではありません。
2. 対話AIが「会話を転送する」と返答したのに、受信箱に何も届きません。なぜですか?
エンドユーザーが「担当者と話したい」と依頼したとき、対話AIは正しく応答するものの、実際には会話が転送されない場合があります。原因としては:
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転送設定が正しくない: トリガーが正しい受信箱に転送されるよう設定されているか確認してください。
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トリガーが設定されていない: 対話AIがpersonalityに基づいて丁寧に応答しても、会話を転送するトリガー自体がなければ実行されません。
解決策:
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転送したい場合: 対話AIが認識すべき言葉でトリガーを追加してください。
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転送したくない場合: 転送せずに応答するよう指示を追加してください。
例:「担当者に依頼をお願いしたいと言われたら、メールで依頼を送るよう案内してください。」
3. なぜ会話転送前に対話AIが送るメッセージが正しくないのですか?
設定されたトリガーと指示の内容が合っていない場合、対話AIが不明確または誤ったメッセージを返すことがあります。
例:
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トリガー: 「担当者と話す」「カスタマーサービスに連絡」
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指示: 「担当者と話したいと言われたら、会話を転送してください。」
→ エンドユーザーが「カスタマーサービスに連絡したい」と言った場合、対話AIは「カスタマーサービスと話したいのですね。support@watermelon.ai にご連絡ください。」と答え、会話自体は転送されるものの、メッセージ内容からはそれが伝わりません。
解決策: 複数のシナリオをカバーするように指示を拡張してください。
例:「担当者と話したい、またはカスタマーサービスに連絡したいと言われたら、会話を転送してください。」
4. ユーザーが正確なコードワードやトリガーを入力しなかったらどうなりますか?
対話AIは、コンテキストが明確であれば、表現の揺れや誤字も認識できます。リクエストを理解できない場合は、追加のトリガーを設定するか、指示を改善してください。
5. 複数のトリガーを使用できますか?
はい、可能です。ただし混乱や非効率を避けるために、少数の一般的なトリガーに限定することをおすすめします。多くのトリガーを追加するよりも、複数のシナリオをカバーする包括的な指示を書くことを検討してください。
6. トリガーや指示が正しく機能しているかどうかをテストするには?
Watermelonのインタラクティブテスターを使用して、転送用トリガーが設定されたときに対話AIが期待通り応答するか確認してください。
ただし、インタラクティブテスターでは実際に会話が(正しい)受信箱へ転送されるかは確認できません。これを確認するには、対話AIを接続済みのチャンネルで有効化する必要があります。