対話AI の知識を特定の情報源に限定する方法

対話AI の回答を 特定の情報源 に限定することが可能です。これにより、対話AI はその情報源に基づいた内容のみで応答するようになります。

通常、AI ソフトウェアは入力された知識だけでなく、OpenAI の一般知識も用いて質問に回答しようとします。そのため、AI Agent は基本的にどんな質問にも答えられるようになっています。

しかし場合によっては、AI Agent が 追加された知識にのみ制限されること が望ましい場合があります。この記事では、その実現方法を解説します。

  • 1. AI Agent に枠組みを追加する: AI Agent に枠組みを与えることで、指定されたテーマ以外の質問に答えなくなります。詳しい方法については、別のヘルプセンター記事 で確認できます。
  • 2. AI Agent に追加の指示を設定する: 枠組みに加えて、ドメイン知識 に追加指示を入れることで、知識をさらに制限できます。

📌 指示例:
すべての質問に対して、以下の情報源 https://www.例のウェブショップ.nl の知識のみを使用してください。
このサイトに情報がない場合は、次のように答えてください:
「申し訳ありませんが、それについてはお答えできません。」

例:

  • 「返品はどうやって行うのですか?」

  • 「返金はいつ受けられますか?」


3. 特定のテーマを特定の URL に制限する

特定のテーマに関して、AI Agent が特定の URL のみを使うように設定することも可能です。
さらに、その情報が見つからない場合にどう応答するかも指定できます。

📌 指示例:

次の引用符で囲まれた情報のみを使って、トピックAに関する質問に答えてください。
もしその情報に答えが含まれていない場合は、「その件については答えることができません」と言ってください。
情報が文書に含まれていないことを説明してはいけません。

「情報源URL: https://example.com/faq。このリンクにある情報のみを使用してください。」

4. 特定のドキュメントに限定する

AI Agent の知識を特定のドキュメントに制限することも可能です。

その場合は、ドキュメントスクレイパー から該当ドキュメントをダウンロードし、ブラウザに表示された URL をコピーします。それを 情報源URL の後に追加してください。

📌 指示例:

次の引用符で囲まれた情報のみを使って、トピックAに関する質問に答えてください。
もしその情報に答えが含まれていない場合は、「その件については答えることができません」と言ってください。
情報が文書に含まれていないことを説明してはいけません。

「情報源URL: https://document.url。このリンクにある情報のみを使用してください。」