この記事では、対話AIから他のツールへ Zap を使って簡単に情報を転送する方法を説明します。
この記事では、Zapierを利用して ハンドオーバートリガー を設定する方法を解説します。以下では、対話AIにどのように指示を設定すれば、Zapを起動できるかを紹介します。これにより、会話から特定の情報を抽出し、別のツールへ転送することが可能になります。
ハンドオーバートリガーの例
ハンドオーバートリガーは、新しい会話が始まったときに発動させることができます。会話を担当者へ転送する代わりに、その情報をトリガー経由でWatermelon外の他ツールへ送信できます。
実用例:
エンドユーザーからの苦情をCRMシステムに転送し、氏名や電話番号を含めて記録するケース。
設定方法
1. コンテキストマネージャーで指示を作成
対話AIが苦情を認識し、必要な情報を収集できるようにします。指示の例:
「苦情を受け取ったら、人間の同僚へ転送することができます。エンドユーザーがそれを希望する場合、次の情報が必要です:
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名前:
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電話番号:
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苦情の内容:
エンドユーザーに、これら3つをコピー&ペーストして回答に記入し、補足するよう依頼してください。
⚠️ 注意: 情報は必ずこの順番で入力される必要があります。」
2. 「転送時のシチュエーション」で指示を設定
例えば次のように構成します:
「エンドユーザーが苦情を持っている場合、人間の同僚へ通知を行います。そのために次の情報が必要です:
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名前:
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電話番号:
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苦情の内容:」
設定すべきトリガー:
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名前:
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電話番号:
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苦情の内容:
会話の流れ
エンドユーザーが「名前・電話番号・苦情の内容」を送信すると、会話は転送され 「新規」受信箱 に届きます。さらに、Zapierで設定したZapによって、情報は他のツール(例:CRM)にも送信されます。
注意点
対話AIは会話を転送した後に処理を終了するため、「別の方法で連絡が来る」 ことをエンドユーザーに伝える必要があります。もしエンドユーザーが対話AIとの会話を続けたい場合、一度会話を終了し、新しい会話を開始してもらう必要があります。
この案内を転送用の指示に追加することをおすすめします。
まとめ
Zapierを使ったハンドオーバートリガーにより、対話AIと他のツール間で簡単に情報を共有できます。これにより、苦情対応を効率化し、適切な解決策を迅速に提供することが可能になります。